白Tシャツといえば、多くのメンズが持っている定番アイテム。
シンプルでどんな服にも合わせやすい白Tシャツは、何枚あっても良いですよね。
一方、白Tシャツはパッと見るとどれも大差ないように見えますが、細かなディテールや生地によって印象を左右するアイテムなので、意外と選ぶのが難しいです。
そこで今回は、おしゃれをワンランクアップさせたいメンズの方に向けて選び方のポイントを解説した上で、夏にサラッと着られるおしゃれなメンズ白Tシャツをご紹介していきます。
メンズおしゃれ上級者があえて白Tシャツを選ぶ理由
白Tシャツは非常にシンプルなアイテムですが、おしゃれ上級者のメンズはこぞって着ていますよね。
それは、白Tシャツがシンプルゆえにバランスを取りやすいアイテムだからです。
白Tシャツはプレーンでどんなアイテムにでも合わせやすいアイテムなので、個性的なデザインのパンツやアウターと合わせても違和感なく馴染んでくれます。また、革靴やジャケットといったドレスライクなアイテムに白Tシャツ合わせれば、程よくカジュアルダウンさせてくれるでしょう。
ファッションをおしゃれに見せるには、アイテム同士のテイストや主張の強さのバランスを取ることが必要不可欠。個性的なアイテムばかりでコーディネートを組むと、全体がチグハグな印象になりますし、またカジュアル過ぎてもドレッシー過ぎてもバランス感が欠けておしゃれには見えません。
白Tシャツは、おしゃれに見えるファッションに必要な、コーディネートのバランスを調整する力に秀でたアイテムなので、メンズおしゃれ上級者に選ばれているのです。
メンズファッションライターが教える選ぶポイント
同じ「白Tシャツ」でも、おしゃれに着こなすには選び方に注意する必要があります。以下では、白Tシャツの選び方のポイントを詳しく解説していくので、メンズ向けの白Tシャツ選びの参考にしてみてください。
厚みで選ぶ
白Tシャツは、「オンス」という単位によって生地の厚みを判断します。
平均は5オンス程度であり、6オンス以上の厚手の生地を「ヘビーオンス」、4オンス以下の薄手の生地を「ライトオンス」と言うのが一般的です。
厚手のヘビーオンスの白Tシャツは、ガシッとした生地感で透ける心配がなく、1枚で着ても存在感があります。
タフな印象を抱かせるので、カジュアルなコーディネートにぴったりです。
一方、薄手のライトオンスのTシャツは透けてしまうためインナーは必須ですが、きれいなドレープ感が出るので、モード系やキレイめ系のファッションと好相性。
透けないことが白Tシャツの唯一の選ぶポイントと言う方もいるほど厚みにこだわる方も多いです。
ただ季節を通じて、一枚でもジャケット等のアウターのインナーとしても着られるので、使い勝手も良いでしょう。
ご自分がどういうファッションがしたいのかによって、生地の厚みから白シャツを使い分けるのがおすすめです。
ネックラインで選ぶ
白Tシャツのネックラインは、だいたい3つに分けることができます。
- クルーネック
- Vネック
- Uネック
クルーネック
やや詰まっている丸い形の首元・Vネック:V字の首元。首の詰まり具合は控えめ
Vネック深くカットされた丸い形の首元&クルーネックだと正統派のクリーンな印象になり、ジャケットの下に着るとよく合います。
Uネック
Vネックよりもさらに深いカットのものがUネック。色気のある雰囲気が出ます。
サイズ感で選ぶ
メンズ白Tシャツをサイズ感で選ぶ際には、大きく分けてジャストサイズとオーバーサイズの2つがあります。
肩がぴったり合ったジャストサイズの白Tシャツは、すっきりと着られるので品の良い印象が出ますし、どんなアイテムとも合わせやすいです。
1枚でもアウターのインナーとしても活躍しますし、下に長袖Tシャツを着て上に重ね着するのも良いでしょう。一方、最近トレンドのオーバーサイズの白Tシャツだと、1枚でしっかりと存在感を出すことができます。
白Tシャツというシンプルなアイテムでも個性を演出できるので、1枚で着たときも物足りなさがありません。
体型別おすすめの選ぶポイント
男性も様々な体系の方がいらっしゃいます。ぽっちゃりしている男性だったり、逆に細身の華奢な体型の男性だったりすると、どんな白Tシャツを選べばいいのか迷いますよね。
ぽっちゃりしているメンズには、ヘビーオンスのガシッとした生地を使っている白Tシャツや、Vネックの白Tシャツがおすすめ。
ガシッとした固い生地感のものは体のラインが目立ちにくいので、太って見えづらいのが特徴的です。
また、Vネックはシャープな印象を与えてくれるので、顔まわりをほっそりと見せてくれる効果が期待できます。細身の体系のメンズは、クルーネックの白Tシャツや、袖の長い(肘あたりまで袖がある)白Tシャツを選ぶようにしましょう。
クルーネックは首元がつまっているので、必要以上にシャープな印象を与えず、華奢な体型をしっかりとカバーしてくれますよ。
また、長袖タイプの白Tシャツは細い腕を隠してくれるため、細身の体型を目立たせずに着ることができるのでおすすめです。
白Tシャツ選びは難しいようですが上記のうちからワンポイントをまず絞って色々試してみるのが良いです。
白Tシャツとジーンズの組み合わせだけでおしゃれ上級者と周りから思われるようになると大成功といったところでしょうか。
おしゃれ上級者が教える夏にさらっと一枚で着たい白Tシャツおすすめ8選
それでは以上のポイントをふまえた上で、メンズにおすすめの白Tシャツをご紹介していきます。
もちろんユニクロの安い白Tシャツでも良いのですが、今からご紹介するブランドですと、「その白Tシャツどこのブランド?」と聞かれた時にちょっとこだわってるよ!と言うのをアピールできますからね。
Hanes|Beefy
◆値段1620円
◆オススメする理由
ヘインズのビーフィーは厚手のしっかりした生地感ながらも、なめらかな質感で非常に肌触りが良いのが特徴的です。洗濯を繰り返してもへたらないほどタフなのにもかかわらず、1枚あたり1,500円程度で購入できるコストパフォーマンスの高さも魅力。
ビーフィーは価格的にも非常に手に取りやすいため、多くのメンズに支持されていますよ。
やや詰まったクルーネックのベーシックなデザインなので、非常に使いやすく、一枚でさらっと着るのにとてもおすすめです。
Hanes|Japan fit
◆値段2,916円(2枚セット)
◆オススメする理由
ヘインズのジャパンフィットは、その名の通り日本人の体型に合わせてsizeシルエットを調整しているのが特徴。
従来のヘインズのTシャツはアメリカ人の体型をもとに作られているので、「ヘインズはサイズ感がちょっと合わない…」というメンズにもぴったりです。
また、生地も5.3オンスという程よい厚みのものを使っているので、透ける心配もなく、1枚でさらっと着ることができます。
ジャストなサイズ感で着られるメンズ白Tシャツですので、1枚でもインナーとしても重宝する1着です。
Champion|T1011
◆値段5400円
◆オススメする理由
チャンピオンのT1011はスウェットと並ぶブランドの定番メンズアイテム。
ザラッとしたドライな質感が特徴的な、厚手のアメリカ製コットン素材を使っているので、着用と洗濯を繰り返すごとに風合いが出てきて体になじんでいきます。
また、やや身幅に余裕があるボックスシルエットなので、サイズを上げてオーバーサイズで着るのもおすすめです。
チャンピオンのロゴのワンポイントがかわいい。
BARNS OUTFITTERS|TSURI-AMI V-NECK T
◆値段3,900円
◆オススメする理由
バーンズアウトフィッターズのVネックTシャツは、吊り編み機という昔の編み機でゆっくりと糸を編んでいるので、ふっくらとした質感が特徴的。
肌触りが良い上に耐久性にも優れているので、長く愛用できます。
また、バーンズアウトフィッターズの白Tシャツはやや浅めのVネックに仕上げられているので、顔まわりをすっきりと見せつつも、クルーネックのようなクリーンな印象が感じられますよ。
シルエットもすっきりしており、1枚でもインナーでも使えるメンズ白Tシャツなので、非常におすすめです。
Graphpaper|2-Pack Crew Neck Tee
◆値段15,120円(2枚セット)
◆オススメする理由
グラフペーパーのメンズパックTも、吊り編み機によって糸にテンションをかけずにゆっくりと丁寧に編まれています。
そのため、ふっくらとしたやわらかい質感に仕上がっており、着心地が非常に良いのが特徴です。
厚手の素材感なので1枚で着ても存在感がありますし、洗濯を繰り返してもヨレたりしません。
シルエットも考え抜かれており、ジャストで着てもサイズを上げてオーバーサイズで着てもしっかりと決まりますので、非常におすすめです。
SUNSPEL|SUVIN GIZA COTTON
◆値段11,800円
◆オススメする理由
サンスペルのこちらの白Tシャツは、ベーシックなシルエットながらも着丈をやや短く仕上げているので、1枚ですっきり着ることができます。
また、このTシャツで最も特筆すべきポイントは素材です。スビンコットンとギザコットンという最高級のコットンを配合させています。
そのため、やわらかで着心地が良いのに加え、上品な光沢感があるのが特徴的。
光沢のある白Tシャツは全体を上品なテイストに仕上げてくれるので、大人っぽく白Tシャツを着こなしたいメンズに特におすすめです。
nestRobe CONFECT|精紡天竺Tシャツ
◆値段8100円
◆オススメする理由
ネストローブコンフェクトのメンズ白Tシャツは、細い糸をしっかりと高密度で編み込んでいるので、なめらかで気持ちの良い肌触りが特徴的。
薄手のサラッとした生地感であるものの、生地の目が詰まっているので透ける心配はありません。
生地の落ち感があり、かつリゆるめのシルエットを採用しているTシャツですので、夏に1枚でリラックスしながら着られるTシャツとして非常におすすめです。
unfil|suvin cotton jersey pocket Tee
◆値段12,960円
◆オススメする理由
unfilのメンズ白Tシャツは、非常にきめの細かいコットンを採用しているので、シルクのようななめらかな肌触りが特徴的な1枚です。
型崩れもしにくい良質な素材を使っているので、長持ちすること間違いなしでしょう。
また、一見するとベーシックなポケットTシャツではあるのですが、袖が肘くらいまである5部袖の仕様になっていたり、身幅が広めだったりするので、今っぽいオーバーサイズで着ることができます。
レンド感のある着こなしをしたい方、細身の体型の方に非常におすすめの1着。
threedots|クレープVネック
◆値段11,800円
◆オススメする理由
threedotsのこちらのメンズ白Tシャツは、ジャストなシルエットと程よくあいたVネックが特徴的な1枚です。
ほんのりと大人の色気が漂うTシャツに仕上がっているので、スラックス等のキレイめなボトムスに合わせても上品に馴染んでくれます。
生地の厚みもしっかりしているので透ける心配もありません。
カジュアルな印象がある白Tシャツを、大人っぽくシックに着こなしたいメンズに特におすすめです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。メンズの白Tシャツは非常にシンプルではありますが、シルエットやネックラインの形、また素材によって与える印象がかなり変わってくるアイテム。
1枚でさらっと着ることを考えても、どんな白Tシャツを選ぶかは非常に大きなポイントになります。本記事を参考にしながら、ぜひあなたの好みにあった白Tシャツを見つけて、夏のメンズファッションを楽しみましょう。