他の人がムダ毛処理をサボっているのって結構目につくもの。
何かの拍子で腕のムダ毛を目にすると「あっ..腕毛生えてる..」って思いますよね。
これって逆の立場でも同じなんです。つまりあなたの腕のムダ毛は周りから見られている。
そんな嫌な腕のムダ毛処理で悩まれている方がまず試してみるのが脱毛クリームではないでしょうか。
クリームを腕のムダ毛が生えている部分に集めに塗って、放置。10分後に洗い落とすみたいな使い方ですよね。
でも脱毛クリームって「除毛」であって「脱毛」ではないのでムダ毛処理をしてもまた生えてくる。
そんな悩ましい腕のムダ毛や足のムダ毛処理に使う脱毛クリームについて今回は検証します。
脱毛(除毛)クリームとは
まずはクリームを使うとどうしてムダ毛処理ができるのかご存知ですか?
メーカーによって多少の差はありますが、除毛クリームには「チオグリコール酸カルシウム」という主成分が入っていることが多いです。
このチオグリコール酸カルシウムは人間の体毛の成分を分解(溶かす)作用があるのでムダ毛の処理に使うことができるんですね。
もちろん、腕のムダ毛にとどまらず、体毛、髪の毛全てに効果があるので間違っても他の部分に使わないようにしてください汗
ちなみにこのチオグリコール酸カルシウムはとても強力な成分が入っています。
後述しますがお肌にはダメージがありますし、髪の毛に使うパーマ液のような酸っぱいような匂いが伴います。
腕の脱毛に除毛クリームを使うことのメリットとデメリット
腕のムダ毛処理に愛用者も多い除毛クリームのメリットとデメリットをまず挙げてみます。
除毛クリームのメリット
- 手軽に買うことができる。(平均500ー700円程度)
- 短時間で腕だけでなく、足など広範囲のムダ毛の処理や除毛ができる(10分ほど)
- 毛を分解、溶かすので毛が再度伸びてきてもハサミでカットしたようなチクチク感がない
- 見えない部分や家庭用脱毛器を使うことができない場所にも使える(背中など)
除毛クリームのデメリット
逆に除毛クリームのデメリットを挙げてみました。
このようにメリットとデメリットを見てみると五分五分といった印象。
手軽にムダ毛処理ができてツルツルになるのは良いのですが、今はお肌ケアを男女とも考える時代となると..お肌が強い人にしか勧めにくいかもしれません。
安心安全除毛クリームの選び方
上記のメリットとデメリットを踏まえた上で除毛クリームを安全に選ぶ方法をまとめました。
これらのポイントを守ることが大事です。
- 成分表をチェックしてできるだけ自然成分由来のものを選ぶ
- 保湿成分や抗炎症成分などが配合されているものがおすすめ
- 腕に使うのか、足に使うのか、それともワキに使うのか。部位によっては強力なものを選ぶ
- Vラインなどのデリケートゾーンに使うのであれば使用可と書いてあるものを選ぶ
- 匂いがきついのが苦手な方は香り付きのものも最近は販売されています。
人気の除毛クリームをいくつかご紹介
ヴィート バスタイム除毛クリーム 敏感肌用
市場販売価格 約800-900円
ヴィートの除毛クリームは何と言っても世界シェアNo1というのがポイント。天然保湿成分であるグレープシードオイルが配合されていてお肌に優しく、お風呂場などで使うことを想定しているので使いやすく、ニオイも気になりにくい仕様です。
専用のスポンジがついているので手も汚れにくい。
そして何より他の商品と違い、Vラインやワキなどにも使用可能となっている数少ない商品です。
MENS NULL
薬用リムーバークリーム
実売価格2980円
こちらはメンズ用脱毛(除毛)クリームとして人気の商品ですが、リニューアルしVラインへの使用が可能になったことで話題になった商品です。
メンズ脱毛(除毛)クリームとして太い毛を処理したい女性にもおすすめです。
保湿成分のアロエエキスがたっぷり配合されていて敏感肌の方でも使っていただけると評判(パッチテストを推奨します)
ニオイも少なめでグリーンフローラルな爽やかな香りが特徴
HMENZ
除毛クリーム
実売価格2980円
こちらもメンズ除毛クリームとして人気のアイテム。保湿成分アロエエキスをはじめとしたたくさんのスキンケア成分のおかげで肌を傷めないと評判。
100人に対してのアンケートでHMENZの除毛クリームを使った後95人が痛みを感じなかったと回答した製品。 Vラインなどには使えないが、腕や足の太い毛に男女問わず使用をお勧めできます。
香りは特についていないのですが酸っぱい匂いは控えめでほのかに香るくらいなので使いやすい。
クラシエホームプロダクツ
エピラット 除毛クリームキット 敏感肌用
実売価格約800円
とにかく敏感肌の方でも安心して使っていただけるように開発されたのがクラシエホームプロダクツ
エピラット 除毛クリームキット 敏感肌用 。
値段もお手頃でドラッグストアで取り扱いがあるので、急に除毛したくなった時やイベントごとの前などにさっと買って使えるのが嬉しい、
使用可能箇所は 腕や足、ワキですが値段が安い分たっぷりと一回にクリームを気兼ねなく使えるのでしっかりと除毛できるという声が多数。
dot.
除毛クリーム
実売価格2300-2500円
こちらもメンズ用に開発された除毛クリーム。もちろん女性で毛の濃さで悩んでいる方にもおすすめ。
除毛クリームのようには見えないおしゃれなパッケージなので洗面所に置いてあっても恥ずかしくない。
医薬部外品に認められている除毛クリームなので安心して使っていただけます。
香りはフローラルな香りで腕や足、などIOやフェイス以外に使ってもらえます。
最後に脱毛(除毛)クリームのコスパはどうなのか
最初にお話ししたように脱毛(除毛)クリームはそんなに高いものではないので最初に使ってみる分には費用的にはごくわずか、安いもので500円くらい、高いものでも3000円です。
しかしムダ毛処理のクリームはお話しの中で説明した通り、除毛はできても脱毛はできません。
常にムダ毛を処理しようと思うと3-4日に一回は使用しなくてはいけないのです。
そこで腕や足に継続的に使用した際の脱毛(除毛)クリームのコスパを計算してみました。
脱毛(除毛)クリームを腕や足に継続して使うといくらかかる?
仮に脱毛(除毛)クリームを3-4日に一回使っていくと脱毛(除毛)クリームを一ヶ月に一本は購入しなくてはいけません。
平均で脱毛(除毛)クリーム一本700円だとして一ヶ月に一本購入すると
700円×12ヶ月=8,400円
これを5年続けていくと
8,400円×5年=42,000円
10年間だと
8,400円×10年=84,000円
これにスキンケアのローションやクリームを使うとかなりの金額に。
さらにムダ毛処理の時間を考えると
月に150分(1回15分を月に10回)
年に1800分=30時間
5年で150時間
10年で300時間。
腕や足、ワキのムダ毛処理をこれだけの金額と時間を取られるのはかなり苦しいところ。
こうなってくると皆さんはとりあえずは腕や足のムダ毛処理に脱毛(除毛)クリームを使うとしても、最終的には脱毛をしたくなってきませんか?
実は腕や足、ワキの脱毛なら脱毛サロンや家庭用脱毛器でも結構お安く済みます。
腕や足、ワキの脱毛なら脱毛サロンや家庭用脱毛器もあり?
確かに全身脱毛をしようと思うと脱毛サロンではかなりの金額になりますし、家庭用脱毛器では全身の脱毛は難しい。
脱毛サロンや脱毛クリニックで全身脱毛を受けると20万円から60万円という費用が必要。
しかし腕や足、ワキの部分脱毛ではどうでしょうか。
安いことで有名なリゼでみてみると男女ともに
腕全体脱毛 5回コースで
74,800円となっています。
10年間除毛クリームを使うよりも脱毛クリニックで脱毛を受けてしまった方がお得という結果に。
では家庭用脱毛器ではどうでしょうか
家庭用脱毛器といっても色々なメーカーがありますが、日本で唯一きちんと脱毛ができるメーカーは実はトリアしかありません。ケノンやPanasonic光エステでは除毛や減毛しかできません。
トリアの値段を見てみると54,800円。
脱毛(除毛)クリームを約6年ー7年使うのと同じぐらいの費用です。
それぞれの費用をまとめてみました。
腕脱毛にかかる除毛クリーム、脱毛サロン、家庭用脱毛器の費用比較
脱毛方法 | 除毛クリーム (10年間使用) |
医療脱毛クリニック (リゼ・メンズリゼ) |
家庭用脱毛器 (トリア) |
---|---|---|---|
脱毛にかかる必要回数 | 3-4日おきに処理 | 5回 | 3~7回 |
期間 | 10年間で300時間〜 除毛のみ脱毛できない |
10ヵ月-12ヶ月で脱毛完了 | 4~6ヵ月で脱毛完了 |
費用 | 8.4万円 | 7.48万円 | 5.48万円 |
腕脱毛にクリームタイプって正直どうなの?と聞かれたらこう答える
以上色々な面から腕脱毛に除毛クリームはどうなのかをみてきましたが、美容ライターの立場から意見を言うと除毛クリームはもともと毛が薄く、結婚式やパーティ、プールなどに行く前に当座の除毛を目的とするにはぴったり。
ただ脱毛はできないので腕のムダ毛が気になる方やいつもツルツルでいたいのであれば、時間や費用を考えるとまとまったお金が必要にはなりますが美容脱毛クリニックや家庭用脱毛器で腕の毛を脱毛してしまった方がお得ということが言えます。
この記事を読んでいただいている方がどれくらいの程度で腕や足のムダ毛処理をしたいのか。
その程度にあわせて脱毛の方法方を選ぶと間違いがなさそうです。