メンズスキンケアで保湿クリームを取り入れようと思っても、どう使えばいいのか、乳液とどう違うのか、いまいちピンと来ない人も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、メンズ用保湿クリームの使い方から選び方、乳液との違いまで、徹底的に解説していきます。
普段のスキンケアにメンズ用保湿クリームを使ってみたい人は、ぜひ参考にしてください。
スキンケアにおける保湿とは?
まずは、保湿クリームがメンズスキンケアにおいてどういった効果があるのか、乳液との違いから使い方まで基本的な部分から解説していきます。
保湿クリームの効果
メンズスキンケアとして保湿クリームを使うことによって、洗顔後に化粧水によって浸透させた水分を蒸発させずに蓋をする効果があります。
化粧水→美容液→乳液→保湿クリームの順に使うことで、より高い効果を発揮します。
この時、乳液と保湿クリームはどちらかだけでOKです。自分の肌質にマッチした方を選びましょう。
保湿クリームと乳液の違いとポイント
メンズスキンケアにおけるメンズ用保湿クリームとメンズ用乳液の違いは、含まれる油分の量です。
メンズ用乳液はメンズ用保湿クリームと比べると油分が少なく、水分量が多いのが特徴です。
肌なじみが良く、伸ばして使いやすいのがポイントでしょう。
対してメンズ用保湿クリームはメンズ用乳液よりも油分の量が多くなっています。
油分による高い保湿効果や、美容成分が多く含まれているのが特徴です。
メンズ用乳液と比べるとべたつくタイプも多いですが、その分保湿力は高く、化粧水の水分をしっかり保護してくれます。
どちらも目的は、化粧水によって浸透した水分が逃げないように蓋をする効果を持ちます。
乾燥が進んでいないのであれば、スキンケアをする際どちらかのみを使用するだけでも十分保湿効果が得られます。
洗顔後の保湿クリームの使い方
メンズスキンケアにおけるメンズ用保湿クリームは、季節や肌質によって使い方が様々です。
基本的には、洗顔後、化粧水を浸透させて2~3分後に優しく塗りこんでいきます。
量は10円硬貨より少し大きい程度でOKです。
メンズ用乳液とメンズ用保湿クリームを併用してスキンケアを行うのは冬場で特に乾燥が進んでる場合や、肌質が混合肌で、口周りや頬の乾燥が特に進んでしまう場合に部分的に付けましょう。
乳液ではなく保湿クリームを使うのがおすすめな男性とは
メンズスキンケアにおいて、乳液よりも保湿クリームを使うのがおすすめな人の特徴をまとめました。
乾燥肌の男性
メンズ用保湿クリームはメンズ用乳液よりも油分が多く、よりしっとりとした使用感が特徴です。
そのため特に乾燥が進んだ人には、スキンケアの際に乳液よりも保湿クリームの使用をおすすめします。
- 普段のスキンケアで乾燥肌がなかなか改善されない
- 化粧水を塗ってもすぐに乾いてしまう
- 冬場に乾燥が特に進んでしまう
このような人は、乳液と併用して使用しましょう。
美容成分でエイジングケアに取り組みたい人
メンズスキンケア用保湿クリームには、多くの美容成分が含まれている物もあります。
美白効果やしわやシミの予防効果が期待できるため、美容成分が多く含まれたタイプのクリームを使用することでアンチエイジング効果が高いでしょう。
アンチエイジング効果はあくまで予防効果です。しみやしわが気になりだす前から意識して使用することをおすすめします。
大学生の内からメンズスキンケアを意識して取り組むことで、美肌の状態を長く維持できます。
顔の油分が多くテカっている人
顔の油分が多いのは、油分の量が不足したことにより過剰に分泌してしまうことが要因です。
顔がテカっているとスキンケアを行う際にべたつきやすい保湿クリームは避けたくなりますが、適量塗ることで油分が補給されてテカりを改善できます。
この際は、化粧水もセットで使用しましょう。
朝起きてテカりが気になる場合は、水やぬるま湯で軽く洗い流しましょう。
カミソリ負けで肌を痛めたことがある人
保湿クリームはスキンケア以外にもシェービングクリーム代わりにも使用できます。
髭剃りは特に肌表面を傷つけて、乾燥を進めやすい行為です。
保湿効果の高いクリームを使うことで肌の保護をしながら髭剃りをするのに適しています。
シェービングクリームは泡が白く、髭を見ながら剃ることができません。保湿クリームであれば透明なので、髭剃りも簡単です。
髭剃り後は改めて化粧水を使って保湿を行いましょう。
メンズスキンケア用の保湿クリームの選び方
メンズスキンケア用の保湿クリームの選び方をまとめました。
市販の安価なものは肌への負担がかかります。敏感肌やニキビがある人は特に注意しましょう。
保湿成分をチェックする
保湿クリームを使ってスキンケアをする際重要なのは、効果の高い保湿成分が含まれているかどうかです。
特に重要な成分は、セラミドとスクワランオイルの2つです。
セラミドは特に肌を保護する成分として重要で、加齢と共に減少していきます。
30代に突入して乾燥が進んだ人は、セラミドが多く含まれているかを目安に保湿クリームを選びましょう。
美肌成分をチェックする
保湿クリームは保湿成分に加えて美肌成分が多く含まれています。中でも特に有効に働く美肌成分が
- プラセンタエキス
- アスタキサンチン
- ビタミンC誘導体
の3つです。
プラセンタエキス
プラセンタエキスは、シミの元となるメラニン色素を生み出すための、活性酸素を除去する効果があります。
シミやしわを予防して、新陳代謝を活性化させることによってエイジングケアの効果に特に優れています。
アスタキサンチン
アスタキサンチンは、シミやしわの元となる活性酸素から肌を守り、ダメージを防ぐ役割があります。
プラセンタエキスと同様にエイジングケア効果が高い美肌成分です。
ビタミンC誘導体
ビタミンC誘導体は、直接取り入れにくいビタミンCを改良して肌に浸透させやすくした美肌成分です。
ビタミンC誘導体が肌に浸透することによって酸化しやすいビタミンCに変換され、美白効果やエイジングケア効果(シミ、しわの改善)、新陳代謝を促進する効果が期待できます。
肌にとって良くない成分が入っていないか
市販の安価なメンズスキンケア用保湿クリームには、肌に負担のかかる成分が含まれている場合があります。
敏感肌やニキビ肌の人は特にアルコールやエタノール、セタノールが含まれているタイプは避けましょう。
できれば、保湿クリームだけでなく、化粧水にも含まれていないかチェックしておきたいところです。
Amazonや楽天のメンズスキンケアランキングで上位だからといって、成分を見ずに購入するのは危険です。
メンズ用保湿クリームを使う上での注意点
メンズスキンケアをする上で、保湿クリームを使う際の注意点をまとめました。
ポイントを抑えて正しく使いましょう。
塗りすぎや重ね掛けはNG
保湿クリームを使ってスキンケアを行う場合、塗りすぎはもちろん肌にマイナスですが、乳液との併用が逆効果になる場合があります。
乳液と併用するのは、
- 特に乾燥肌の症状が進み肌がカサカサな人
- 混合肌の人で部分的に乳液だけでは保湿が足りない場合
などです。
ニキビができやすくなることはない。朝の洗顔はきっちりと
メンズスキンケアとして保湿クリームを使ったところで、油分が毛穴に詰まってニキビができやすくなることはありません。
ただ、入浴後や寝る前に保湿をして寝ている間に雑菌の繁殖が進むため、朝起きた後の洗顔は特に重要になります。
多すぎる量を塗ってしまうと余った油分がニキビの元になってしまうことがあるため、付けすぎは厳禁です。
おでこや鼻は乾燥しにくいため、付けすぎた場合はティッシュでふき取りましょう。
朝の洗顔はぬるま湯のみでもOKです。
オイリー肌でも保湿は重要
肌の油分が特に多いオイリー肌の人は、スキンケアで保湿クリームを使う必要がないかと言うとそういったことはありません。
肌がオイリーでテカってしまうのは、油分が減少し、その影響で足りない油分を補うために過剰分泌することが原因で起こります。
油分のバランスを整えるためにも、化粧水や保湿クリームによるスキンケアが重要です。
スキンケアと保湿のまとめ
今回は、メンズスキンケアで使う保湿クリームに関して、使い方や乳液との違いを紹介し、選び方を解説しました。
保湿クリームは乳液と比べるとべたつきが残り、苦手な人も多いですが、乾燥肌の人にとっては化粧水や洗顔料と同じく重要なスキンケアアイテムです。
乾燥肌ではないとしても、冬場特に乾燥が進む人は、スキンケアに取り入れることで潤いを保ちやすくなります。
また、美肌効果を含むものも多いため、30代でアンチエイジングを気にする人にもおすすめです。