クレンジングは女性が顔の化粧を落とすために使うものというイメージがありますが、実は皮脂の分泌過多などで肌荒れを起こしやすい男性にも必要なアイテムです。
この記事では、男性がクレンジングを行うメリットやメンズクレンジングの選び方などを解説しています。
顔の毛穴・角質ケアに効果を期待できるおすすめのメンズクレンジングもピックアップしているので、顔の肌トラブルでお悩みの男性はぜひ参考にしてみてください。
顔の毛穴や角質の原因は?
まずは「毛穴が目立つ」「テカリやべたつきが気になる」「ニキビが治らない」など、多くの男性が抱える肌トラブルの原因について詳しく見ていきましょう。
男性は女性よりも皮脂分泌が多い
一般的に、男性の肌は女性の肌と比較して約3倍の皮脂分泌があると言われています。
そのため、きちんと洗い流さないと顔にどんどん皮脂が蓄積し、テカリやべたつきといった肌トラブルを引き起こす原因となります。
一方で、皮脂を洗い流すことを優先して洗浄力の強い洗顔料を使用すると、必要な皮脂まで落ちて肌が乾燥した状態になってしまうことも。
乾燥した肌からはより多くの皮脂が分泌されるため、以前よりもテカリやべたつきが酷くなり、洗顔しても肌荒れが改善しないという悩みにつながるのです。
皮脂腺が発達しているため毛穴が目立ちやすい
皮脂を分泌する皮脂腺は、男性ホルモンの影響で増大・発達することが分かっています。
また脂肪分の多い食品を摂取することでも皮脂分泌が盛んになり、毛穴が目立つ・顔がギラつくといった肌トラブルを引き起こします。
男性ホルモンは加齢とともに減少していくため、40代以降の男性はあまり気にならないかもしれませんが、20代後半~40代手前の男性にとっては悩ましい問題であると言えるでしょう。
メンズクレンジングの役割と効果
前述した皮脂分泌・乾燥の問題を解決するには、洗顔前のクレンジングが鍵になります。
続いて、メンズ向けクレンジングの役割と、クレンジング商品の選び方のポイントを詳しく見ていきましょう。
メンズクレンジングが持つ役割とは
“クレンジング=メイク落とし”と考えている方も少なくありませんが、実際には以下のような役割を持つアイテムです。
- UVカット剤やBBクリームを落とす
- 皮脂汚れ・角栓・黒ずみを落とす
- 古くなった角質を取り除く
- ニキビの予防
- 洗顔後のつっぱり・洗いすぎの予防 など
洗顔料はあくまでも顔の表面に付着した汚れを落とすアイテムであり、コスメの油分や毛穴のつまり・皮脂汚れを落とすにはクレンジングが必要です。
スキンケアはクレンジング→洗顔→化粧水・乳液という順番で行うため、最初のステップとなるクレンジングは肌の状態を整えるうえで非常に重要なアイテムと言えます。
そのため、普段化粧をしないという男性も、スキンケアの一環としてクレンジングを取り入れることをおすすめします。
メンズクレンジングの選び方
メンズ向けクレンジング商品には、オイルタイプやジェルタイプなど様々な種類があります。
それぞれ相性の良い肌質や効果などが異なるため、自分の肌に合わせたメンズクレンジングを選ぶことが大切です。
主なメンズクレンジングの種類と特徴、毛穴対策と洗浄力については以下の通り。
- オイルタイプ・・・洗浄力が高く、洗い上がりがさっぱりしている。乾燥しやすいためクレンジング・洗顔後は化粧水などで保湿ケアを行うことが大切。
- ジェルタイプ・・・オイルよりも弾力性があり、摩擦による肌への負担が少ない。ややオイリー肌寄りの男性におすすめ。
- バームタイプ・・・肌に馴染ませる段階でオイルに変化するタイプ。洗い上がりはややしっとりする。
- クリームタイプ・・・なめらかで使い心地の良いテクスチャが特徴。保湿力があるため、乾燥肌の男性におすすめの種類。
- ミルクタイプ・・・肌への刺激が少なく、サラッとした使い心地が特徴。洗浄力はやや劣るものの、保湿力を重視したい場合におすすめ。
- ウォータータイプ・・・水のようなテクスチャのクレンジングで、使用感がさっぱりしているのが特徴。摩擦による刺激が強いため使い方には注意が必要。
毛穴対策 | 洗浄力 | |
---|---|---|
オイルタイプ | ◎ | ◎ |
ジェルタイプ | ◎ | ◎ |
バームタイプ | ◎ | ◎ |
クリームタイプ | ○ | ○ |
ミルクタイプ | △ | △ |
ウォータータイプ | △ | ◎ |
この他、クレンジングや洗顔の手間をなるべく少なくしたい方は、W洗顔不要のクレンジングや、濡れた手でも使えるタイプを選ぶと便利です。
スキンケアは長く続けることが大切なので、初心者の方は効率重視のアイテムから始めてみるのもおすすめです。
顔の毛穴・角質ケアにおすすめの人気メンズクレンジング5選
ここからは、顔の毛穴・角質ケアに効果が期待できる人気のメンズクレンジングを紹介していきます。
今回は毛穴ケア効果・洗浄効果がともに高いオイルタイプ・ジェルタイプ・バームタイプの商品をピックアップ。
メンズクレンジング選びでお悩みの男性はぜひ参考にしてみてください。
THREE バランシング クレンジング オイル R
人気コスメブランド「THREE」から発売されているクレンジングオイルは、原材料の100%が天然由来、かつ12%が有機栽培のオーガニック製コスメです。
フランキンセンス油・ゼラニウム油・アメリカアブラヤシ果実油などの保湿・エモリエント成分が配合されており、オイルタイプながらしっとりとした洗い上がりになるのが特徴です。
商品名 | THREE バランシング クレンジング オイル R |
---|---|
価格 | 4,620円(税込) |
用量 | 185ml |
タイプ | オイル |
ファンケル マイルドクレンジングオイル
ファンケルのクレンジングオイルは、メイク落としや角栓の除去といった基本的な効果に加え、小ジワを目立たなくする効果も期待できるとして人気を集めています。
濡れた手でも使えるタイプなので、お風呂場でクレンジング・洗顔をまとめて済ませたい方におすすめです。
商品名 | ファンケル マイルドクレンジングオイル |
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価格 | 1,570円(税込) |
用量 | 175ml |
タイプ | オイル |
フィトメール クレンジング ジェル フォーメン
世界的ブランドのフィトメールからは、シェービング前の肌を整えるメンズ専用のクレンジングが発売されています。
天然由来成分が男性の肌に潤いを与え、肌本来のハリ・つやを引き出してくれる人気のアイテムです。
商品名 | フィトメール クレンジング ジェル フォーメン |
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価格 | 4,730円(税込) |
用量 | 150ml |
タイプ | ジェル |
キールズ ディープクレンジング ジェル CL
キールズのクレンジングには、製肌成分のカレンデュラ花エキスや保湿効果のあるグリセリンなどが配合されており、肌の潤いを守りながらもすっきりした洗い上がりを実現。
水またはぬるま湯を加えることで泡立つので、顔全体をマッサージするような感覚で使えるメンズクレンジングです。
商品名 | キールズ ディープクレンジング ジェル CL |
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価格 | 3,740円(税込) |
用量 | 230ml |
タイプ | ジェル |
DUO ザ クレンジングバーム
DUOからはバームタイプのクレンジングが発売されており、とろみのあるテクスチャが人気を集めています。
クレンジングの他、洗顔・角質ケア・マッサージ・トリートメントの機能を兼ね備えた画期的なアイテムです。
商品名 | DUO ザ クレンジングバーム |
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価格 | 3,600円(税込) |
用量 | 90g |
タイプ | バーム |
まとめ
男性の場合、必ずしも毎日クレンジングを行わなくても良いですが、日焼け止めやBBクリームなどを使用した日はなるべくケアするようにしましょう。
使用頻度が多すぎても肌に負担がかかってしまうため、目安としては週に1~2回程度がおすすめです。
毛穴や角質を綺麗に保つためにも、早い段階から肌に合うメンズクレンジングを取り入れてみてくださいね。