「メンズに乳液って必要?」「乳液って効果あるの?」と疑問を感じている男性も多いのではないでしょうか。
男性は皮脂分泌量が多いことから乳液は必要ないと思われがち。しかし、メンズ肌にも乳液でのスキンケアが重要です。なめらかで美しいメンズ肌を手に入れるには、乳液でのケアは欠かせません。
今回は、メンズに乳液が必要な理由・効果・選び方などを詳しく解説していきます。
「メンズに乳液は必要ない」は間違い
「メンズに乳液は必要ない」と考えがちですが、実は男性も乳液でのケアが必要です。
メンズは、
- あまり紫外線対策をしない
- ヒゲを剃る
- 力を入れて洗顔しがち
という特徴から、肌がダメージを受けやすい傾向があります。外的刺激を受けると、肌のバリア機能が低下して乾燥を招くことに。
うるおったきれいな肌には、水分と油分のバランスが重要です。乳液でもスキンケアをすることで、理想のメンズ肌を手に入れられますよ。
脂性肌のメンズも乳液を使うべき!
脂性肌のメンズでも乳液でのケアは必要です。
ベタつきがちな脂性肌の方は、肌が十分うるおっていると思いがち。しかし、実は肌の水分量が不足していることから脂性肌を招いていることがあります。
肌の水分が足りていないと、乾燥から肌を守るために皮脂を出そうとします。過剰に皮脂が分泌されるため、脂性肌に繋がることに。
肌の水分と油分のバランスを整えるためにも、脂性肌の方も乳液でしっかりスキンケアしましょう。
乳液がメンズ肌にもたらす効果とは
乳液は2つの効果をもたらします。
- 肌にうるおいを閉じ込める効果
- なめらか肌に導く効果
優れた効果が期待できる乳液は、きれいな肌を目指すためには必要なアイテムです。
乳液がメンズ肌にもたらす効果について、詳しく解説します。
肌にうるおいを閉じ込める効果
乳液に期待できる効果は、肌にうるおいを閉じ込めることです。
乳液に含まれている油分が膜を作ることで、肌内部の水分蒸発を防ぐ効果が期待できます。そのため、化粧水で肌の水分量を整えたあとに乳液を馴染ませると、うるおった肌をキープできるのです。
一方乳液を使用しない場合は、化粧水で肌に水分を加えてもすぐに蒸発してしまいます。うるおった肌を維持できず、乾燥肌や過剰な皮脂分泌にも繋がります。
きれいなメンズ肌を保つためには、うるおいを閉じ込める効果が期待できる乳液が重要です。
なめらかな肌に導く効果
ごわつきを改善してなめらかな肌に導くことも、乳液の期待できる効果の一つです。
肌がごわつくのは、古い角質が蓄積されて硬くなっているから。通常、角質は肌のターンオーバーによって剥がれ、新しい細胞に入れ替えられていきます。
しかし、生活習慣やライフスタイルなどにより肌のターンオーバーが乱れることで、角質がなかなか剝がされずに蓄積されることに。角質が硬くなり、肌がごわついてしまいます。
乳液を使用していれば硬くなった角質が柔らかくなるため、ごわつきを改善しなめらかなメンズ肌が完成しますよ。
メンズ乳液の選び方
「乳液の種類が多すぎてどれが自分に合うのかわからない…」と悩んでいる方もいますよね。
そんな方のために、メンズ乳液の選び方を解説します。
選び方を参考に、自分にぴったりの乳液を探してみましょう。
肌タイプに合う成分が配合された乳液を選ぶ
乾燥肌・脂性肌・混合肌・敏感肌などの肌タイプごとに、おすすめの成分が配合された乳液を選びましょう。
肌タイプに適した乳液でスキンケアをすると、最大限の効果を引き出して理想のメンズ肌に近づけますよ。
肌タイプ | おすすめの成分 |
---|---|
乾燥肌 | セラミド・コラーゲン・ヒアルロン酸などの保湿成分 |
脂性肌 | ビタミンC誘導体・オイルフリー処方 |
ニキビ肌 | グリチルリチン酸2K・グリチルリチン酸ステアリル・アラントインなどの抗炎症成分 |
敏感肌 | セラミド・コラーゲンなどの保湿成分、アルコールフリー・パラベンフリーなどの低刺激処方 |
肌質ごとに、特徴やおすすめの成分、効果について詳しく解説していきます。
乾燥肌
乾燥肌のメンズは肌の水分量が不足しているため、保湿成分でうるおいを与えるスキンケアを心がけましょう。
さまざまな保湿成分がありますが、3大保湿成分と言われるセラミド・コラーゲン・ヒアルロン酸が配合された乳液がおすすめ。肌に馴染みやすく、カサついた状態の肌にもうるおいを与える効果が期待できますよ。
脂性肌
脂性肌のメンズは過剰な皮脂分泌を抑えて、テカリやベタつきを改善することが重要です。
ビタミンC誘導体が配合されている乳液は、過剰な皮脂分泌を抑える効果が期待できるのでおすすめです。テカリや毛穴の開きも目立ちにくくなりますよ。
また、オイルが配合されているとベタつきやすくなるため、なるべくオイルフリーの乳液を選びましょう。
ニキビ肌
ニキビ肌のメンズは、肌の炎症を抑えることが大切。
グリチルリチン酸2K・グリチルリチン酸ステアリル・アラントインなどの抗炎症成分が配合された乳液であれば、ニキビトラブルを抑える効果が期待できます。
またニキビ肌の原因は、皮脂の過剰分泌である可能性も。脂性肌と同様、ビタミンC誘導体など皮脂の過剰分泌の抑制効果が期待できる成分が含まれた乳液がおすすめですよ。
敏感肌
敏感肌のメンズは、刺激を抑えながら乾燥にアプローチすることが大切です。
アルコール・パラベン・香料などは肌への刺激が強く、敏感肌のメンズには向きません。肌荒れを引き起こす可能性があるので、アルコール・パラベン・香料が配合されていない乳液がおすすめです。
また、敏感肌は乾燥によってバリア機能が低下していることが原因とされています。セラミド・コラーゲン・ヒアルロン酸などの保湿成分を含む乳液でスキンケアをすると、乾燥にアプローチして敏感肌の改善も期待できますよ。
好みのテクスチャーの乳液を選ぶ
継続的に乳液を使用して理想のメンズ肌を目指すためにも、好みのテクスチャーのアイテムを選びましょう。
乳液には、
- サラサラなさっぱりタイプ
- こっくりとしたしっとりタイプ
- ジェルタイプ
などがあります。
テクスチャーが好みでないと、使用感が不快で乳液でのスキンケアが億劫になるもの。必ず口コミや評判などでテクスチャーを調べたり、サンプルで確かめたりしましょう。
皮脂分泌量が多くてベタつきに悩んでいるメンズは、サラサラとしたテクスチャーの乳液がおすすめです。うるおいを閉じ込めつつも、ベタつくことなく快適に使用できますよ。
カサつきが気になるメンズは、こっくりとしたテクスチャーで保湿効果が高いしっとりタイプの乳液でスキンケアをしましょう。
効果を最大限に引き出すための使用上の注意
きれいなメンズ肌を目指すなら、使い方に注意して乳液の効果を最大限に引き出すことが重要です。
ここからは、乳液の効果を存分に生かすための使用上の注意を解説します。
注意するポイントを把握して、乳液でしっかりスキンケアしましょう。
化粧水が馴染んだ後に乳液をつける
水分蒸発を防ぐ効果を最大限に引き出すために、化粧水をしっかり馴染ませてから乳液でスキンケアをしましょう。
化粧水が馴染んでおらず肌がびしょびしょの状態は、まだ肌内部に十分な水分が入り込んでいないということ。
水分量が十分でない肌にフタをしても、うるおいが足りておらず効果を最大限に引き出せません。つまり、乳液でうるおいをキープするには、まずは化粧水をしっかり馴染ませる必要があります。
肌の上に水分があまり残っておらず、しっかり化粧水が馴染んだ状態が乳液を塗布するタイミングです。化粧水でたっぷりうるおいを与えたあとに乳液でケアをすると、うるおいを持続させる効果を引き出せますよ。
乳液をつけすぎない
乳液の効果を最大限に引き出すためには、つけすぎないように注意しましょう。
乳液は油分が含まれているため、つけすぎてしまうとニキビなど肌荒れの原因になります。男性は特に皮脂分泌量が多いため、つけすぎないことが大切です。
また、抗炎症成分が配合された乳液でも、肌の油分量が多いとニキビが発生します。ニキビ肌の男性は特に注意しましょう。
だいたい10円硬化大が適量とされていますが、推奨量は商品ごとに異なります。使用する前に、推奨量をチェックしてからスキンケアをしましょう。
まとめ
今回の記事のポイントは、
- 外的刺激による乾燥から肌を守るために、男性も乳液でのスキンケアが重要
- 乾燥が皮脂の過剰分泌の原因でもあるため、脂性肌のメンズも乳液をつけるべき
- うるおいを閉じ込めてなめらかなメンズ肌に導く効果が期待できる
皮脂が多い男性は乳液は必要ないと考えがちですが、メンズ肌は外的刺激によって乾燥を招きがち。また、皮脂の過剰分泌は乾燥が原因の可能性もあるため、脂性肌の男性も乳液でもスキンケアが必要です。
乳液は、うるおいを閉じ込めてなめらかな肌に導くので、きれいな肌が手に入りますよ。
乳液の効果を最大限に引き出して、理想の美しいメンズ肌を目指しましょう。